ADMIN MENU ≫ | IMAGE | WRITES | ADMIN
会津伝統の漆器工房「鈴武」 
2007.02.05.Mon / 15:09 
鈴武(会津漆器・漆器工房)
1月22日(月)13:48撮影。

二週間前、友人とランチの後、
一緒に会津の漆器工房鈴武』 へ立ち寄りました。

まずは、工房を見学
案内係の方が工程ごと一つ一つ親切に教えて下さいました。(無料です)

たまには、こういう会津の伝統に触れる見学するのも良いものですね。
鈴武は、外から眺めたことはありましたが、中へ入って
見学までしたのは今回が初めてで、知らないこともたくさんあり、
勉強になりつつも新鮮で有意義なひとときでした。

豊臣秀吉の時代、会津の領主となった蒲生氏郷公が
産業として奨励したのが会津漆器の始まりだそうです。
前の領地であった日野(滋賀県)より木地師や塗師を
呼び寄せ、技術を伝授させ、次第に 漆の栽培から加飾までを
一貫して手掛ける一大産地へと発展していったのです。

漆の木って、漆が採れるようになるまで育てるのに15年もかかるそうです。
漆(樹液)を採って、すかすかになったものは切り倒してしまうんだとか。
そしてまた新たな漆の木を育てる・・そのくりかえし。
山にただ生えてる漆を使うというわけではなく、長い年月をかけて
人間が産業として栽培しているものだったのですね。

でも、そうして苦労して育てた漆の木から採取できる漆(樹液)の量は
何とたったの200g
だけなのだそうですよ!!
これには驚きました。漆とは本当に貴重品です。

今、会津漆器に使われる漆の木のほとんどが金山町で栽培
されていると聞きました。金山町が「桐の町」であることは
知ってますが、( あと「妖精の町」!)漆もあるとは初耳です。

さらに、漆の実からロウソクの原料となる蝋も採取しているという事実。
しかもかなりの良質で、江戸で当時使用していたロウソクの
ほとんどが会津産だったくらいに、かなりのシェアを誇っていたようです。
会津漆器の発展と共に会津ろうそくの産業も発展したのですね。

ただし、漆から採れる良質な蝋もまた貴重であり
漆の木そのものが少なくなった現代では、ほとんどの蝋は
漆の実ではなく、ハゼの実を利用してロウソクを作っているそうです。

それにしても、
漆の実からロウソクとは、ますますもって想像外でビックリ。

たったこれだけの初歩的常識の説明だけで、感心することばかりです。
会津伝統の漆器の世界に とても興味が沸いてきました。

会津漆器の汁椀(鈴武)

工房隣の直売店で購入してきたお手頃価格の汁椀:2,520円×2個です。
日常の食事で使ってます。
五年も前に買った安物の味噌汁茶碗がハゲハゲになって
替えようと思っていた時だったので、ちょうど良かった。

色鮮やかで美しい蒔絵が施されているなど、
高級品イメージが強かった漆器ですが、そもそもは
会津の人の身近な生活で古くから使われてきた品々も
多いんですよね。

夫婦用に使い分けたかったので、色違いで買ってきましたが
実は色を塗り分けてあるわけではないのです。
「完成した時期が違うから」なのだそうですよ。
最初は皆、奥のような黒っぽい仕上がりで、徐々に色が赤く
なっていくのだとか。

年月を重ねて使っていくうちに、自然と変化していく風合い。
一つ一つ手作りだし、木目模様だって木だから二つとして
同じものはない。

漆器に限らず、自然の木の器って、やはり素敵ですね。

会津漆器の汁椀(鈴武)

今まで使っていた椀より大きめですが、
手のひらにしっくりと馴染んで、持ちやすいです。
木のぬくもりが伝わってきて、気持ちまで温かくなります。
普段の味噌汁でさえ、見た目も美味しそうに映えちゃうから不思議。

あれから二週間、使ってみて改めて「本当に買ってきて良かったぁ」と
しみじみ感じながら食事してます。大切に長く愛用したいと思います。
少しずつですが、会津漆器も集めていけたらなー。

会津漆器の箸と箸置き(鈴武)

直売店で頂いた箸と、クジ引きで当てた5等の箸置きです。
ちなみに友人はめしべら(3等)を当てました。

工房・直売店の皆さんとの 世間話を交えての和気藹々とした
会話もまたとても楽しかったです。
地元会津の人と心が触れ合えるそんな素敵な場所です。

今度は是非、蒔絵の絵付け体験などもしてみたいと思います。


■漆器工房鈴武
■住所 会津若松市門田町一ノ堰 会津漆器工業団地内
■TEL 0242-27-9426 
■営業 8:00-17:00
■休業 年中無休
■URL http://www.suzutake.net/

◆「まちの駅うるしの里」でもあります。
http://www.aizu-city.net/machinoeki/

どうぞ、気軽に立ち寄ってみてください。
会津漆器の湯飲み茶碗に入れたお茶を飲みながら
耳寄りな観光情報なども楽しい会話と共に聞けますよ。


この記事を下記にトラックバックさせて頂いております。
トラックバック・ピープル:会津について会津についてのトラックバックピープル
スポンサーサイト



* テーマ:福島県 - ジャンル:地域情報 *
COMMENT TO THIS ENTRY
----

こんにちは。多分初コメントです。

つい最近こちらのページを見つけいつも読んでます。

私も会津出身ですがしばらく離れているので懐かしくてついつい毎日チェックしてます、笑。

これからも楽しい情報待ってます。

- from みのり -

----

いやぁ~勉強になりました!
漆の実から蝋が採れるっていうのは、鶴ヶ城の展示で読んだ気が・・・。
「だから絵ろうそくなんだ~」と妙に納得した覚えがあります。

- from 十兵衛母 -

----

私も会津に越してきてから漆器にはまっています。会津塗りといっても、木地は外国産とか、仕上げだけが会津とかが結構多いので、お店の人と仲良くなって色々教えてもらいながら、いいものをちょっとずつそろえています。何を食べるにも器が良いと本当に美味しくいただけますよね。るるぷぅさんが買われたおわんも、使い込むにつれて色が変わっていくのかと思うとなんだか楽しく大事に使えそうじゃないですか。あーまたほしくなりました!!

- from サンヒ -

--◆みのりさんへ--

はじめまして。
遠く海と大陸を越えてドイツから、るるぷぅAizuへようこそ!
毎日チェックというほど気に入って頂けて光栄です。
なるべく毎日更新するようにしてます、、しますので
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

- from るるぷぅ -

--◆十兵衛母さんへ--

あの実からどのようにして蝋を作るのかも
とっても興味あります。
そういえば今まで考えたこともなかったです。

雪が多く生花が入手困難な冬に、仏様に供える花の
代わりとしてロウソクに花の絵を描いて供えたのが
絵ろうそくの始まり、という話も知った時は ものすごく
納得でした。

- from るるぷぅ -

--◆サンヒさんへ--

会津漆器がお好きだったのですね~
こちらのお店は、本当にいろんなことを教えてもらえて
信頼して安心して本物の漆器を買うことができました。
私も今後ますます会津漆器の魅力にはまりそうですよ♪

- from るるぷぅ -

----

気に入ったものが身近にあるというのは良いもんですね。
私も最近 ネットで気に入った皿を見つけ、百貨店に
取り寄せて貰い購入しました。
気に入ったものは長く使えそうです。
漆器は扱いが難しいというイメージが有るんですが、実際どうなんでしょう?

- from S.T.M. -

--◆S.T.M.さんへ--

本当に、長く使えそうです。
使い心地はもちろん良いですし、購入した時のお店の方との
楽しい会話も思い出したりして、既に愛着のある一品です。
確かに漆器は扱いが難しいとか高価で特別なときに
引っ張り出して使うようなイメージですが、…どうなんでしょうね。
今回の鈴武さん見学で より身近なものに感じました。
漆器にもよるのでしょうけど、難しく考えすぎずに
上手に付き合っていきたいです。
その辺は ちゃんとした店で尋ねてみると良いかと思います。

- from るるぷぅ -

   非公開コメント  
会津伝統の漆器工房「鈴武」のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
【FC2カウンター】
2006/04/19以降の訪問者数

現在の閲覧者数:
【全記事タイトル一覧】
全タイトルを表示
月別の記事タイトル一覧を表示
【ブログ内検索】
【月別アーカイブ】
【プロフィール】

るるぷぅ

Author:るるぷぅ
<会津在住歴:14年>
福島県会津若松市にて、
カレー好きな夫&犬(ミニチュア
ピンシャー♂)と暮らす30代主婦。
食いしん坊で写真撮影が好き。
山形県で生まれ育ちましたが、
会津は私の第二の故郷です!




☆ Twilog (rurupu_aizu)

【メッセージBOX】
直接記事に関係ないことや内緒 話などは、コチラから管理人へ 直接メールを送信することがで きます。 どうぞ、お気軽に!

名前:
メール:
件名:
本文:

【QRコード】
ケータイからも閲覧できます。
http://ruruaizu.blog61.fc2.com/?m
QRコード
【美味しいもの探しのお供に。】

【會津ManMaコンシェルジュ】食べ歩き地元ブロガーおすすめ会津グルメ

會津ManMaコンシェルジュ
食べ歩き
地元ブロガー
おすすめ
会津グルメ

2011年7月4日(月)発売
2011年8月10日(水)第2刷発行
2012年7月第3刷発行
税込780円

書店やセブンイレブン他、
★セブンネットショッピングで
購入可能です!

【アクセス解析】
CopyRight © るるぷぅAizu All rights reserved.
Designed by Il mio diario
Powered by FC2BLOG /